賃貸住宅の管理は想像する以上に難しいものです

賃貸住宅の管理の難しさ～家賃の回収～

賃貸住宅における管理の難しさの1つに「家賃の回収」があります。
入居の契約をする前にかならず家賃の振り込みについての説明があり、住人はすべてを納得してから入居するかたちになっています。
銀行口座からの引き落としか、管理人に直接手渡すかのどちらかになっています。
今はほとんどが銀行口座からの引き落としになっています。
そのほうが手間が省けるからです。
しかし、何度催促しても回収できない場合が少なくないです。
特に大学生さんはそのような傾向が強いようです。
「あとから、あとから」と言いながら回収できず、結局は住人が逆切れすることがあります。
どうしても回収できなければ不動産屋さんにお願いすることもありますが、それでも回収できないことがあります。
最終的には法的措置をとりますが、その措置をとるまでに経費や時間がかかりますので、回収できない場合もあります。
まさに回収できずに泣き寝入りをする賃貸の責任者がいてもおかしくないのです。

賃貸住宅を維持し、適切に管理するためには？

建物は経年劣化の影響を受けます。
車や家電製品のように大事に利用していても、時代と共にビルやマンションも年齢を重ねていきます。
外壁塗装を長期間にわたり怠ると、外観がとても悪くなります。
建物自体は安全であるにも関わらず、見た目が悪いと耐震強度に疑問がある賃貸住宅だと、周囲の人々から誤解されてしまい風評被害に繋がりかねません。
外壁塗装を施す事で新築の頃ような綺麗なビジュアルに戻せます。
賃貸住宅は依然として若い世代や新婚カップルなどに人気がある住まいの形です。
しかし最近は社会全体が成熟した事もあり、単純に家賃が安価で駅から近い、というPR文だけでは効果的に入居者を呼び込めなくなって来ています。
賃貸住宅を正しく管理するためには、内装を綺麗に維持し、時には大胆なリノベーション工事を施さなければいけないでしょう。
最近の若い世代が好む欧米風の内装に改善したり、ネット環境を整備したり、キッチンやお風呂場を今風にする等、先行投資が安定的な入居者の確保に結びつきます。